2012道北地区春期昇級審査レポート

昇級レポート    児玉 忠男
                     2012年4月1日 3級昇級

 この度、26年ぶりに昇級審査を受けさせて頂き、高橋師範始め、石川先生
原先生、他各先生方、各先輩方、東光道場生の皆様の特別な御配慮と協力
を賜り、深く感謝しております。
 思えば、初めて’極真’の道着の袖に手を通したのは、昭和51年7月、どうし
ても空手がやりたくて、当時勤務していた御殿場から池袋の総本部道場まで
行きました。そして、8月当時大ヒットした「地上最強の空手パートU」の撮影と
なった、千葉県九十九里浜の一の官合宿に参加、打ち上げの夜に、大山総裁
(当時は館長)、そして第1回世界大会が終わって、当時、山梨県支部長の大
石師範からも声をかけてもらった事を覚えています。
 合宿の後日、本部道場にて館長と面接、「児玉君、内弟子にならないかね」
「3年間修行して一国一城の主になってみないかね」と熱く話しをしてくださった
事を今でも忘れた事はありません。
 その後、旭川(旭川ではすこしやりましたが・・・)、新潟、東京と転勤になり、
全く稽古もしないまま、月日が経ち、年を取ってしまいました。気が付けば自衛隊
を定年して還暦を迎える年になろうとしていました。
 その時に、今まで銃剣道、銃剣格闘、徒手格闘等をやってきたけれど、自分の
一番やりたいのは何なんだ?そう考えた時にやはり「空手」それも「極真空手」
ではないだろうか、そして、あと体が動いてもせいぜい10年、70才までがいい
所ではないかと考え、まだ心に「クソッ!」と言う気持ちと「強くなりたい!」「空手
がやりたい!」と言う気持ちがあるうちにもう一度、一からやる決心をして、東光
道場の原先生に再入門をお願いしました。
 60過ぎての極真空手一年生、そして、26年ぶりの昇級審査は、やはり厳しい
ものがありました。昔少しやっていたとは言え、衰える体力、そして不整脈(心房
細動)との戦いです。
 何を60過ぎて、バカかとお思いでしょうが、稽古をしていても「やはり無理かな
ぁ・・・」「ダメかなぁ・・・」と思う時もあれば「よし、大丈夫!」「まだやれる!」と
思う時があり、この繰り返しです。
 仕事の関係で毎週稽古が出来ず、型を覚えるのに自宅に小屋を作り、一人で
稽古しました。
 そして、この年になり、やっと気が付きました。「続ける事の大切さ」「コツコツと
一日一日稽古する事」「休まず、怠けず、さぼらない事」この事を、本当につくづく
と強く感じております。
 緑帯までの、全ての内容を連続してやった時は、さすがにきつく必死でした。今
までさぼった分の懲罰だと思っています。柔軟、跳躍、体は年齢に正直でした。
 最後の組手も、しょっぱなからアバラを骨折してしまい。苦しい連続でした。体が
全く動かず、やっている最中に、「やはり62才は無理かなぁ・・・」「もう少し重さ(
体重)があればなぁ・・・」と感じました。悔しさと情けなさでいっぱいでした。そして
相手の腕に噛み付いてでも倒してやると言う気魄と闘志がなかったのかと思い、
もう一年、鍛え直す決意が燃えてきました。
 「強くなる事が男の夢であり、戦う事が生きてる証」と思っておりますが、これか
らは「心の武道、心の空手」として、いくつまでやれるか挑戦して、ゆっくり精進
したいと思っています。そして、若い人、子供達の役に少しでも立てればと考えて
おります。
                                               押忍

 今回、稽古日数や基礎体力、技術的なことなど不安要素はたくさんありましたが、
原先生から審査のお声をかけていただいたことを励みに、受審させていただきました。
 今まで、審査を受審する度に基礎体力が足りないことを実感していたので、道場稽古
以外にできるだけ時間を作って自主稽古を行うようにしていました。ここ1年は、時間が
取れる時は職場での昼休みに稽古を続けていて、特にこの半年は今回の審査に向け
足腰の鍛錬と持久力向上のために縄跳びを行い、前回の審査で不十分であった回転
系の移動稽古、そして黄帯の型を重点的に稽古しました。「継続は力なり」で、調子の
良い時は縄跳びを連続で2,000回、二重跳びも連続で40回程度は飛べるようになり
回転系の移動についてもまだまだ完璧ではありませんが以前よりは出来るようになり
ました。自宅での補強やサンドバッグも稽古メニューに加えて審査に臨みましたが、組手
における技術に加え、スピード・瞬発力、持久力がまだまだ足りないと実感した次第です。
今後はこれらの稽古もメニューに加えて、少しでも上達出来ればと思います。
 今回の昇級に際し、いつもご指導いただいている原先生と石川先生、そしてアドバイス
をいただいたり共に汗を流していただいた旭川支部の先輩方や道場生の皆さんに感謝
いたします。
                                                    押忍

昇級レポート    森 満範
                  2012年4月1日 5級昇級

昇級レポート   森 晴香
                 2012年4月1日 7級昇級

 今回は3回目のしんさでした。なんどやっても、しんさはきんちょうします。今回のしんさ
で一番よかったことは、ぼうとびでいつもは1回もとべなかったけど、今回は前を3回とべ
ました。ちょっとこわかったけど、うれしかったです。でもうしろは1回もとべませんでした。
だめだと思ったことは、組手でないてしまったことです。だけど、ないたのはさいしょの一人
目だけで、あとはなかないでがんばりました。しんさが終わったとき、私はすごくほっとしま
した。ちょっとまちがったところがあったので、受かっているか心配でした。だけど、青おび
(8級)から青おびに一本線(7級)が入ってしょうきゅうできたので、とてもうれしかったです。
これからも空手をがんばります。

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