2013 秋期昇級審査レポート

児玉 忠男  2013.10.6 2級昇級

 「強くなりたい」「強くなれ」18、9の時から、そんな事ばかり
考えてきました。昭和30年代に少年時代を過ごし、テレビも
ゲームもなし、遊びは近くの草の原(グランドではなく)で、二組に
分かれて戦う、通称「組つけ合い」。当時はK-1もキックもないの
で、ただ組み合って、倒して絞める。「まいった」した方が負けと言う
極めて単純で本能的な男の子の遊びでした。
私は絶対「まいった」をせず、あまりにも暴れたので「ゴリ」と言う
あだ名がつきました。
 私は今でも「ワイルド・ライフ」とか「野生の王国」で、チータや
ライオンがヌーやしまうまに襲いかかり、倒すテレビが大好きです。
獲物に襲いかかり、喉元に噛みつく、あのするどい爪と牙、襲いかかる
時のスピードとパワー、自分にもあればなぁ~と思っていました。
あれが”究極の格闘技”であり、”最強の組手”ではないかと思います。
 こんな事を考えて、60を過ぎました。本当に「俺はバカだなぁ~」と
思います。何を63にもなって、殴られ、蹴られ、倒されなければならな
いのか?こんな事をするよりも、文化教室で「川柳」とか「絵手紙」とか
「陶芸」でもやった方が、ずっと健康的で楽しいのではないかと、でも
自分は駄目なんです。
 若い時から何もやっても駄目、かけ足もビリ、野球も駄目、空手も
駄目、すべて中途半端で、すぐに「怠けたい」「さぼりたい」「休みたい」
と言う弱い気持ちがあったのです。60を過ぎて自分に”喝”を入れる
には”極真空手”しかないと思いました。
 ”枯れるのはまだ早い”63歳になって、やっと茶帯になれました。そ
の重さと責任を感じております。今、遅まきながら今まで一番まじめに、
一生懸命稽古を続けて、やっているような気がします。
 今回の審査も、技量、体力、稽古不足かと思いましたが、この先、
体調(不整脈)が良くなり、技量、体力が向上し、稽古量が増えるとも
考えられず、思切って受審しました。
 移動では間違い、体力ではクリア出来ず、また、一般部の受審者は
2名しかおらず、組手は全て黒帯の先生方で、非常に難儀しました。
まったく手が出ず、全然歯ごたえのない受審者で申し訳ありませんでした。
 いつも考えています。顔面に掌底、喉に刀峰、スネ(三里)に蹴りこみ
で倒せないものかと、しかし、ヘビに睨まれた蛙かスタミナの切れたランナー
の様に、まったく動けずにやられっぱなしでした。悔しいです。「クソっ」
「コンチクショー」と夜も眠れないほど悔しいです。
 いつも今日が最後と思い、神棚と両親の写真に手を合わせてから稽古
に出発します。車の中では「巨人の星」を聴きながら気持ちをアップして
います。
 私は、日本で一番下手で、弱く、老年の茶帯かも知れませんが気持ち
と情熱で負けないよう、努力精進したいと思います。
 大会に出て、勝つことは立派であり、素晴らしいことだと思います。しかし
野球でも柔道でもマラソンでも、みんなが勝者になれるとは限りません。
敗者の方が大勢いるのです、
 私は空手の持つ意味、そして、その先にあるものを探るのも、心の修業
(稽古)だと思います。
 「勇気」と「自信」と「希望」が持てる、強い心と体、そして「空手をやって
良かった」「極真空手をやってよかった」と思える日々の生活と人生に
なれば幸せだと考えております。また、少年部の元気が私の元気になり、
お互いの励みになればと思います。
 最後に審査をして頂きました高橋師範を始め、石川先生、原先生、各
先生方の皆様に感謝申し上げます。
 有難うございました。押忍。



早坂 厘駒  2013.10.6  8級昇級

 ぼくは、しょうきゅうしんさは、2回やっているのに少しきんちょうしました。
 けんたてをもっとがんばりたいです。
 けんたてでダメだったからほかのがよくてもできないからです。
 次は、もっとけんたてをふかくしてできるようにしたいです。
 じゅうなんもしてもっとやわらかくなれるように家でもたくさんやっておこう
と思いました。


佐藤 圭人  2013.10.6  10級昇級

 ぼくははじめてしょう級しんさをうけました。
 少し前からほきょうのれんしゅうとひっきしけんのれんしゅうをしました。
 二つのうちのひっきしけんのほうは、たくさんの黒おびの人がいて
ドキドキしてぜんぜんできませんでした。
 ほきょうはれんしゅうぶそくでした。でも四日前にさかだちができるよう
になり、それはうまくいったと思います。
 ひさしぶりにあったしはんにいい所を見せれずに、しけんはおわりました。
 お母さんとおねえちゃんができないぼくを見てがっかりしていました。
でも「声だけはだせたね」と言われました。でもこんなぼくに先生が
オレンジおびをくれました。これからもがんばります。

吉田 雪乃  2013.10.6  10級昇級

はじめての試験だったので、とても緊張しました。
いつもだったらもっと大きな声が出せていたのに全然声が出ませんでした。
そんな中でも一番つらかったのは逆立ちと柔軟です。
逆立ちではけん立ての次だったので腕に全然力が入りませんでした。あと
3秒で30秒だったのにくずれてしまったのでくやしかったです。
なので次の試験では、もっとうで力をきたえてから受けたいです。
次につらかった柔軟は、家でも部活でも柔軟しても、足が少しひらくぐらい
しかなりませんでした。でもがんばりました。
次に試験を受ける時には「大きな声を出す」「けん立てをもっとする」を
忘れずに試験に臨みたいです。

吉田 花乃  2013.10.6  10級昇級

わたしは、はじめてオレンジおびになれて、うれしかったです。
けんたて、ふっきん、スクワットもさいごまでできたのでよかったです。
いたわりをわれるようにしたいです。
ひっきしけんあっていればよいです。
あとこんどは大きな声をだせればいいと思います。